家を建てる際に，注文住宅にするか建売住宅にするかという問題について，多くの人が悩むはずです。建売住宅と注文住宅にはそれぞれにメリット，デメリットがあるためにどちらを選ぶか最後まで決め切らないという場合も出てきます。

　実際，私が家を建てる際にもこの点については非常に悩みましたが，私なりの選び方についてご紹介します。

　まず，家を見に行く際には建売住宅から見に行くことをお勧めします。

その理由は，建売住宅の方が注文住宅よりも安価な部材などが使用されているため，先に注文住宅を見に行ってしまうと建売住宅の悪い点ばかりが見えてしまいます。建売住宅のモデルハウスを見学して，住宅に関する知識を学んだり，ドアや床，外壁などをチェックして注文住宅との違いが分かるように目を肥やしておきます。

　その次に，注文住宅を見に行きます。

注文住宅のモデルハウスはとても豪華で夢が広がります。最初はその雰囲気に飲まれてしまって思わず契約をしたくなりますが，ここは我慢です。それは注文住宅のモデルハウスは豪華な仕様にして，実際建てる時には普通の家といった雰囲気になってしまうこともあるからです。この点は，特に注意が必要で，注文住宅で家を建てた人が実際に生活している家を見せてもらうことがお勧めです。

　色々と勉強して，最終的に行きつくのは建売住宅の費用の安さか，注文住宅の自由度の高い家つくりかに落ち着くと思います。この点は予算や個人個人の考えによりますが，単純に金額だけで決めるのはあまりお勧めできません。

　私の場合は，注文住宅を選びましたが，その理由は，自分の好きな間取りに出来るからです。建売住宅はあらかじめ住居が出来てしまっているので，建売住宅の仕様に合わせなければならず，自分のライフスタイルに合っていないと思う点があったからです。建売住宅の費用の安さは魅力的でしたが，長期間居住することを考えると自分にあった家に，納得して住むことが大切だと考えました。

　注文住宅と建売住宅はそれぞれに良さがあるので，じっくりと検討することが大切だと思います。