さて、 一般にマイホーム、私的住宅を求めるには、希望であり理想はやはり注文住宅ということになるのでしょう。
だがしかし、実は建売住宅でのメリットもあります。
其れは何と言っても金額かと思います。会社にもよりますが、注文住宅と比べると金額はお手頃な傾向にあると思います。また、大きな手間がかからず、即入居出来るということもあるでしょう。住宅ローン等のその時の物件の購入時の諸手続きも注文住宅と比べますと非常に簡便になっています。また、購入前に建物を確認できることは注文住宅ではできない大きなメリットでしょう。
建売住宅は売主業者のスケジュールによって建てられたものですので、住宅の立地や、その敷地に合わされた間取りやデザインは変更することはできません。もう出来上がっているそれらを一緒に購入するという形になることです。
住宅ローンに関して、例えば売買契約時に契約金や手付金などを一先ず支払って、残りのお金は概ね住宅ローンを組む形が一般的かと思います。
その際、土地からの注文住宅の場合は住宅ローンは「土地」と「建物」とそれぞれで手続き、契約をします。その点、建売住宅ですと「土地」と「建物」が一括して借りられるので比較的簡単にできるということです。
又、注文住宅とは異なって建売住宅は兎に角、打ち合わせなどで時間を取られることがなく、仕事などで多忙な時などでもスムーズに契約購入することができるということです。
しかし反面、自分の理想の住宅を建てるとなると、此れは大多数の人が注文住宅を希望するでしょう。本当のところ私は現在、建売住宅に住んでいるのですが、周囲を見渡すと殆どの人が注文住宅のようですので、比べられると正直、やや気が引ける感じがしないでもありません。
注文住宅の場合は、基本的な面の土地の入手から住宅の完成まで、施主自身や妻の意見、子供たちの意見までも取り入れて、不動産屋や設計士、建築士、建築業者の選択や家づくりなど、色々と手間がかかるぶん、マイホーム完成までの期待も高まります。
つまり、理想的な家づくりができるはずです。
特に、昨今では地震が多い日本列島ですので耐震性のある住宅にするとか、高齢化時代を反映して年配者やお年寄りが同居するばあいもあるので、バリアフリーの建物設計にするとか、何にしても家族の構成や意見によっては建築構造や手法というのは注文住宅ならではの特徴と言ってもいいでしょう。
何れにしても家族たちの意見を聞きながら、希望が叶う、理想的な家づくり、後悔のない家づくりというのはやはり注文住宅に軍配が上がりそうです。